グランドチャンピオンと部門別優勝のトロフィーを手にする原科さん=大田原市内

 【大田原】昨年11月に東京都で開催されたスポーツチャンバラの第44回世界選手権大会で、夢翔館大田原所属の会社員原科太一(はらしなたいち)さん(23)=横浜市在住=が大会史上初となる2年連続のグランドチャンピオン(総合優勝)に輝いた。前年手にした世界王座を守っての快挙に、「昨春から社会人になり練習量が減った中での優勝。ほっとした」と笑顔を見せた。

 スポーツチャンバラは、空気が入った軟らかい筒状の剣を打ち合い、有効打を競う日本発祥のスポーツ。実際に打ち合う打突競技には、小太刀、長剣、二刀など用具別に約10の部門が設けられている。

 今回の世界選手権には19の国・地域から約700人が出場し、部門別、段級別に熱戦を展開。原科さんは二刀の部を制し、その後、部門別優勝者による統一王座決定戦で頂点に立った。

 原科さんは高校卒業まで市在住で、小学時代から国内トップクラスの選手として活躍。日本選手権や世界選手権の部門別で数々のタイトルを手にしてきた。数年前、総合優勝を狙うために、得意の小太刀を“卒業”し、「戦い方の幅が広い」と言われる二刀に転向した。