「2人の存在が原動力」と話す宇井さん=12日午後、鹿沼市民文化センター

 鹿沼市で2011年4月、登校中の児童6人がクレーン車にはねられ死亡した事故で、犠牲になった熊野愛斗(くまのまなと)君=当時(11)=と大森卓馬(おおもりたくま)君=同=の同級生たちが12日、同市で行われた新成人の式典に参加した。「仲間はかけがえのない存在。卓馬と愛斗はその中心にいる」。2人と同じ同市北押原小の野球部でクラスメートだった宇井健人(ういけんと)さん(20)は2人への思いを胸にこの日を迎え、成人としての決意を語った。

 同校野球部で6年生だった当時、主将の宇井さんは投手、大森君は捕手、熊野君は中堅手だった。練習以外でも共に過ごす仲の良いチームメートだったが、11年4月18日、2人は事故で亡くなった。