ICTによる保育業務支援システムの実証実験が始まる市西部保育園

 【宇都宮】情報通信技術(ICT)を活用した保育業務の効率化を目指して、市は2月から、市立保育所1カ所で業務支援システムを使った実証実験を始める。子どもの健康情報や職員の勤務の管理など、事務作業をICT化することで、保育士が働きやすい環境の整備と保育の質の向上につなげたいとしている。

 市によると、保育中の事故防止など安全面での取り組みをはじめ、保育現場の業務量は増えているという。ICTを活用することで負担軽減を図ることが、今回の実証実験のねらいだ。

 市内には民間の保育施設などが150ほどあり、登降園の管理システムや昼寝時の事故防止センサーの導入など、行政の補助を受けてICTを活用している施設も少なくない。一方、市立の10保育園は、保育業務に特化したICTシステムは未導入だったという。

 実証実験は、市西部保育園(鶴田町)で約1年間実施する。民間企業の保育業務支援システムを用いて、アレルギーの有無といった園児の健康情報の一括管理のほか、指導計画や職員のシフト表の作成、延長保育料の計算など、これまで手間がかかっていた各種作業の効率化を図る。