燃え上がる炎と共演する黒羽太鼓

 【大田原】黒羽向町の那珂川河川公園で12日夕、恒例の「第43回どんと祭」が行われ、正月飾りやだるまなどをたき上げて無病息災を祈願した。台風19号で同公園が被害を受け開催が危ぶまれたが、市が復旧工事を急ぎ、被災から3カ月のこの日に間に合った。

 黒羽商工会青年部主催の新春行事。河川敷に木材と竹で組み上げた高さ約8メートルのやぐらを設置し、津久井富雄(つくいとみお)市長ら関係者が参列して神事が行われた。

 この後、黒羽中弓道部2年女子の「くろばね弓道ガールズ」5人がやぐらの「扇の的」に向け一斉に火矢を放って点火。やぐらが燃え上がる中、黒羽高生徒ら12人が「黒羽太鼓」で初めて参加し、勇壮な和太鼓と炎の共演を繰り広げた。

 同校黒羽太鼓部部長の2年稲垣友都(いながきゆうと)さん(17)は「無病息災を願いながら、しっかりと演奏できた」。同商工会青年部長の金子嘉之(かねこよしゆき)さん(40)は「台風で被災した栃木市から来てくれた人もいた。弓と太鼓の取り合わせも良かった。災害のない良い1年になると思う」と話した。