厚切りの牛タンなどが並ぶ大皿。お通しには裏メニューのタンシチュー(左端)が出る日も

 メディアへの露出がほとんどなく、口コミだけでお客が付いている隠れた名店。常連として「他の人に教えたくない」という思いもありつつ、取材を頼み込んだ。

Web写真館に別カットの写真

 看板メニューは食べ応え十分の「上たん塩 厚切り」(税込み1500円)。ブロック肉で出され、客が肉用はさみでカットして焼いていく。スライスされたものでは味わえない、肉汁、歯ごたえが楽しめる。

 店を切り盛りするのは橋本常夫(はしもとつねお)さん(64)とやい子(こ)さん(72)夫妻。常夫さんは焼き肉業に関わり45年の大ベテランだ。肉のスライスは卸業者がするのが今や主流だが、常夫さんは「少しでも味を落としたくない」と解体前の肉を自ら仕入れ、注文が入ってから肉を切り分ける。

 そんな新鮮な肉をまとめて食べるなら大皿メニュー(同3千~5千円)がお薦め。ほどよく脂が乗ったカルビや豚カルビ、風味たっぷりのロースなどがまとめて味わえる。タレは肉の脂の乗り方を見てから調合。このこだわり、繊細な心遣いが肉好きにたまらない。

 お酒はビール、日本酒、焼酎など一通りそろうが、試してほしいのが常夫さんが作る数量限定の梅酒(ロックで同500円)。甘さ控えめで、焼き肉との相性もぴったりだ。

 店に通うようになり3年目の新年を迎えた。さぁ、次はいつ行こうか。

◆メモ 宇都宮市今泉4の8の11▽営業時間 午後5時~午前0時(ラストオーダー午後11時半)▽定休日 火曜▽(問)028・643・2911