塩原の魅力を丸ごと伝える 那須野が原博物館で企画展 那須塩原

 【那須塩原】塩原の魅力を地質や動植物、交通、歴史、芸術に至るまで丸ごと伝える企画展「野州塩原 温泉と渓谷に魅(み)せられた人々」が28日から、三島5丁目の那須野が原博物館で始まる。渓谷を彩る箒川の川底にある緑色凝灰岩の展示や塩原に存在する動植物の標本、塩原温泉郷の発展の礎を築いた「塩原電車」などの説明をはじめ、文人や画家にまつわるエピソードを豊富な資料を交えて紹介。同館は「塩原の魅力を余すことなく知ってもらい、実際に訪れてほしい」と呼び掛けている。

 企画展は4章構成。第1章は、塩原渓谷の特徴の一つ材木岩などの展示や、その成り立ちを地層から示している。第2章では、近代に整備され塩原が温泉地として発展する契機となった「塩原新道」、現在のJR西那須野駅から国道400号蟇(がま)石トンネル手前の「塩原口」まで運行されていた通称「塩原電車」などを紹介。

 第3章は、ニホンカモシカや塩原に20種あるとされるカエデ類の標本、ツキノワグマの毛皮など塩原に存在する自然や、明治・大正期の塩原温泉を描いた銅版画、鳥瞰(ちょうかん)図を展示。第4章は「塩原よいとこ、魅せられた人々」と題し、研究者や文人、画人など、来塩した著名人と塩原との関わりを作品などの資料を基に詳しく紹介している。

 6月24日まで。月曜休館。一般300円、高校・大学生200円、中学生以下100円。(問)同館0287・36・0949。