庁舎の空きスペース貸し出します−。県は25日までに、2019年度から足利庁舎(足利市伊勢町)の2階全部と1階の一部を、足利市に貸し出すことで合意した。県有施設の未利用スペース活用策の一環で、水道庁舎(同市本城3丁目)が老朽化していた足利市上下水道部が賃料を支払う形で“入居”する。県有施設をフロアごと貸し出すのは初の取り組みという。

 県が貸し出すのは4階建ての足利庁舎のうち、2階約900平方メートルと1階の一部。本年度は2階に入っている足利労政事務所が4階へ移り、室内の改修を行う。賃料や契約期間を詰め、来年度に正式な賃貸借契約を結び、同市上下水道部が移る。

 県管財課によると、県は16年12月に公共施設の管理に関する基本方針を策定。8年前に足利県税事務所が佐野県税事務所に統合された後、未利用スペースが増えた足利庁舎の活用策を検討していた。

 地元の足利市に利活用の意向を確認したところ、市も上下水道部が入る1958年建築の水道庁舎に耐震性の問題があったため、昨年9月に賃貸借に合意した。