太々神楽に笛の音が復活 女性演奏者、ラブコール受け加入 壬生

太々神楽に笛の音が復活 女性演奏者、ラブコール受け加入 壬生

 【壬生】横笛の奏者が5年間不在で存続が危ぶまれていた北小林地区の太々神楽に、地元出身の早乙女渚(そうとめなぎさ)さん(24)=鹿沼市池ノ森=が横笛奏者として加わった。30日に壬生ハイウェーパークで開催される「みぶ郷土芸能フェスタ」で初舞台を踏む。21日には近隣の国谷太々神楽保存会のメンバーから指導を受け、本番に備えた。

 北小林地区に伝わる太々神楽は慶応元年(1865年)に小林神社の宮司が、上三川の白鷺(しらさぎ)神社から学んだと伝えられている。5年前に舞を支える横笛の奏者が亡くなり、秋の例祭では「テープを流して舞っていた」と北小林太々神楽保存会の渡辺一男(わたなべいちお)会長(80)は説明する。

 北小林五段囃子保存会のメンバーで、幼いころから横笛を担当してきた早乙女さんに太々神楽保存会からラブコールがあり、メンバーに加わった。3月から「DVDなどを見て」本格的にけいこを積んでいる。「お囃子の笛とは違うので難しい」という。

 21日には町無形民俗文化財連絡協議会(大橋良平(おおはしりょうへい)会長)の橋渡しで、国谷太々神楽保存会の吉葉幸男(よしばゆきお)会長と、笛担当の田中伸夫(たなかのぶお)さん(59)が小林神社神楽殿を訪れ、指導に当たった。