県警から初の全日本柔道出場 今泉、大舞台に意欲

 国内最強の柔道家を決める「全日本柔道選手権大会(無差別級)」が29日に日本武道館で開かれ、県警の今泉雪太郎(いまいずみゆきたろう)(28)が初出場する。強豪ぞろいの関東選手権を勝ち抜き、県警で初、県勢としても32年ぶりに挑む大舞台。今泉は「目標はベスト8。一戦一戦全力で、楽しんで戦いたい」と意欲を燃やしている。

 大会は全国各地区の予選を勝ち上がるなどした43選手が出場し、無差別級のトーナメント戦で日本一を争う。リオデジャネイロ五輪60キロ級銅メダリストで下野市出身の高藤直寿(たかとうなおひさ)(パーク24)が推薦枠、白鴎足利高出の太田彪雅(おおたひょうが)(東海大)も東京地区代表で出場する。

 今泉は小学3年で柔道を始めた。作新高時代に得意な大外刈りからの連続技を磨き、積極的に攻めるプレースタイルを確立。大東大では1年生から主力として活躍し、支え技などを習得してプレーの幅を広げた。

 2012年に県警入りしてからは、「組手のうまい先輩が多く、駆け引きなどを学んだ」。さらに体格も変化し、184センチの身長に対し、当初105キロだった体重は120キロに。「筋トレなどで毎年3、4キロずつ増やし、なかなか倒されなくなった」。ベストの体重となり、全国の強豪と互角に戦える力を付けた。

 3月の関東選手権は準々決勝で敗退したものの、5位決定戦を勝ち上がった。全日本出場権が懸かった試合では、日本代表に選出されるほどの強敵と対戦したが、「何が何でも勝つ」と奮起。序盤から積極的に技を繰り出し、そのプレッシャーに押されるように相手が危険技で反則負けした。