遊覧船に乗り、栃木市内を散策する客室乗務員の王さん(左から2番目)

遊覧船に乗り栃木市内を散策する客室乗務員の王さん(左から2番目)

遊覧船に乗り、栃木市内を散策する客室乗務員の王さん(左から2番目) 遊覧船に乗り栃木市内を散策する客室乗務員の王さん(左から2番目)

 【栃木・佐野・足利】中国系の格安航空会社(LCC)春秋航空日本(千葉県成田市)が、県南地域の台風19号の被災地支援キャンペーンを行う。10日、客室乗務員の女性が被災地や観光スポットを巡って現状を取材した。今後、特設ウェブサイトでその内容を紹介し、復興の現状や地域の魅力を発信する。

 同社は成田を拠点に、日本国内や中国各地と結んでいる。西日本豪雨の際は広島に社員を派遣し、ボランティア活動を行うなど積極的に復興支援を行った。

 今回のキャンペーンは、足利市観光協会が「県内の復興状況を知ってもらいたい」と同社に提案し実現した。本県は空港が無く航空会社との結びつきが希薄なこともあり、PRによってさらなるインバウンド誘致を狙う。

 10日は、中国人の客室乗務員の王苗苗(わんみょうみょう)さん(23)が栃木、佐野、足利の各市を訪れた。栃木市では、見世蔵や災害ごみ置き場跡を見学。巴波(うずま)川の遊覧船にも乗り、船頭の案内で被災時の状況や蔵の街の歴史を学んだ。

 王さんは、同行するスタッフに撮影されながら、川岸で見物する人たちに笑顔で手を振っていた。船頭を務めた平井照雄(ひらいてるお)さん(68)は「これがきっかけになって、被災前より観光客が増加してくれればうれしい」と笑顔を見せた。