まちなかメディカルカフェが5周年 生きる力再生の場に 宇都宮

 【宇都宮】がんをはじめとする病気の悩みを気軽に相談できる「まちなかメディカルカフェin宇都宮」(がんカフェとちぎ主催)の5周年記念講演会が22日、本町の県総合文化センター特別会議室で開かれ、約200人が参加した。

 テーマは「いのちを背負って」。1部は日本臨床宗教師会副会長で、東日本大震災被災者の傾聴活動を行っている宮城県栗原市、住職金田諦応(かねたたいおう)さんが講演。絶望的な悲しみを抱える被災者に対する傾聴活動は「五感やイメージをフル稼働して心の声を聞く」とし、その上で「生き残ったことは必ず何か意味がある」と被災者に伝え、寄り添うことの大切さを強調した。また地域の持つ伝統文化や行事が「レジリエンス(自己再生能力)」の一助になることを紹介した。

 2部は金田さんやがん哲学外来理事長で順天堂大教授の樋野興夫(ひのおきお)さん、同カフェに携わる医療従事者らが講演を踏まえてパネルディスカッションを行った。