春季栃木県高校野球、21日開幕 関東、夏シード懸け熱戦

春季栃木県高校野球、21日開幕 関東、夏シード懸け熱戦

 第71回春季県高校野球大会兼第70回春季関東地区大会県予選は21日、県内3球場で開幕する。地区予選を勝ち抜いた29校が5月4日までの延べ8日間、関東大会(5月19~23日・千葉県)への2枠の切符と夏の県大会シード権を懸けた激戦を繰り広げる。今春のセンバツ甲子園に出場した国学栃木と夏の県大会7連覇中の作新が優勝争いの中心で、この2強を他校が追いかける構図になりそうだ。組み合わせを二つのブロックに分けて大会を展望する。

■Aブロック 作新、総合力でリード

 昨秋の県大会準優勝の作新が総合力で頭一つ抜けている。主戦の高山陽成(たかやまようせい)ら投手陣の駒が豊富で、昨秋の県大会で5割超の打率を残した篠田大輔(しのだだいすけ)をはじめ、打線も上位から下位まで切れ目がない。

 文星付は主砲の葭葉幸二郎(よしばこうじろう)を中心に打撃が好調。投手陣の踏ん張り次第で2年ぶりの優勝が見えてきそうだ。

 連覇を目指す白鴎足利は主戦の熊谷倫太朗(くまがいりんたろう)が投打でチームを支える。昨秋の県大会で初の4強入りを果たした小山南の初戦の相手は、大会初出場を果たした足利清風。切れのあるスライダーが持ち味の主戦・小島憲信(こじまけんしん)が勢いに乗る足利清風打線をどう抑えるかが注目だ。

■Bブロック 国学栃木の戦力充実

 センバツ甲子園で16強入りした国学栃木が一歩リードする。投手陣は甲子園で防御率0・00だった左腕の宮海土(みやかいと)を中心に安定しているが、夏に向けて戦力の底上げを図れるかどうかが見ものだ。

 国学栃木を追うのは昨秋4強の青藍泰斗、8強の佐野日大、宇南のシード3校。青藍泰斗は主戦の山本凱翔(やまもとかいと)の安定感が増し、打線も大塚璃音(おおつかりおん)を中心に成長。佐野日大は主戦の田嶋俊輔(たじましゅんすけ)に注目。今春、オリックスに入団した兄・大樹(だいき)ほどの球威はないが、緩急を駆使した頭脳的な投球が光る。

 宇南は津田光輝(つだこうき)主将や村松裕太朗(むらまつゆうたろう)を中心に勝負強い打撃が持ち味。主戦鈴木友崇(すずきともたか)ら投手陣がどこまで踏ん張れるか。