矢板の「県民の森」利用者最多 震災前の水準超える 16年度

 矢板市長井の県民の森の施設利用者数が2016年度は現在の集計法にしてから最多の2万2273人に上り、東日本大震災の影響から徐々に回復していることが17日までに、県環境森林部のまとめで分かった。17年度はキャンプ場の営業期間が約1カ月間短縮されたことなどで微減となったが、2万人台を維持して震災前の水準を保っている。

 県民の森は1974年に開設され、総面積は973ヘクタール。散策やバーベキュー、木工体験などを通じて自然に親しむことができる。

 利用者数は実数で集計を始めた2010年度に2万731人いたが、震災の影響などで11年度は1万8122人に減少、12年度は1万6364人に落ち込んだ。県が県民の森など県有施設の優先的な除染などを行った結果、利用者数は13年度から増加に転じ、15年度に2万人台に戻った。

 16年度の利用者数の内訳はキャンプ場が2029人で、11年ぶりに2千人を突破。ハイキングなど森林教育活動が6071人、森林展示館が1万3761人、オリエンテーリングが412人。大規模校などの団体利用で全体の増員につながった。