【小山】市は13日の市議会議員説明会で、2020年の東京五輪・パラリンピックを見据えてまとめた「小山市インバウンド3か年計画」(18~20年度)を公表した。市によると、県内市町がインバウンドに特化した計画を策定するのは初めてという。増加する訪日外国人を市内に呼び込み、地域経済の活性化につなげたい考えだ。

 計画は(1)教育(修学)旅行の獲得(2)立ち寄り旅行者の獲得(3)個人手配旅行者の獲得−が柱。市の知名度不足や外国人を受け入れる観光施設の整備などが十分にできていない現状から、それぞれ段階的に達成することを目指す。

 18年度は、既に教育交流している台湾やシンガポールを対象に、計5校から約100人の教育旅行者の受け入れを目指す。訪日旅行者と交流の場を増やし、外国人客に対応できる事業者や観光資源を整えることが狙いだ。

 19年度は、県内を多く訪れる米国や中国などを対象に、7月に行う花火大会「おやまサマーフェスティバル」や大川島の観光農園「いちごの里」などを旅行代理店へのプロモーションを通して積極的にPR。市内に気軽に立ち寄りやすくするため、2次交通の整備なども検討している。約5万3千人の誘客が目標だ。

 20年度は東京五輪・パラリンピックで来日する個人旅行者を対象に、18、19年度に整備した事業者や観光施設と連携し、市に長期滞在してもらうことを目指す。約5千人の宿泊者獲得が目標。