令和の仕事始めとなった6日、県内経済界も本格的に動きだした。昨年10月の台風19号で被災した金融機関では、職員が引き続き地域の復興支援に当たる思いを新たにした。人手不足の深刻化などが懸念される中、農業団体はさらなる県産農産物の魅力発信を期した。
浸水被害に遭った佐野市赤坂町の佐野信用金庫西支店。職員6人が臨んだ朝礼で田辺吉治(たなべよしはる)支店長は、職員の団結によって店舗復旧にこぎ着けたとした上で「地域のお客さまは、まだ100%稼働していない方も多くいる。当事者意識を持ち、今後とも対応に当たっていただきたい」とあいさつした。八田雄介(はったゆうすけ)係長(36)は「お客さまが何を求めているのか、よりアンテナを高くし取り組んでいきたい」と話した。