岡部市長(右)から委嘱状を手渡された山内さん

 【佐野】ムスリム(イスラム教徒)の誘客を通じた地域活性化を担う市地域おこし協力隊に、北海道出身の山内香奈(やまうちかな)さん(37)が1日付で就任した。ムスリムインバウンドを担う協力隊は市では初めてで、全国的にも珍しいという。6日には市役所で委嘱状交付式が行われた。

 市は2015年度にムスリムのインバウンドに特化した事業を始めた。イスラム圏で成長著しいインドネシアやマレーシアなどからの訪日者をターゲットに誘客を図っている。山内さんはハラル料理の拡充などムスリムの受け入れ態勢の整備や、会員制交流サイト(SNS)を駆使した情報発信を担う。

 山内さんは建物のリノベーションを手がける東京都内のベンチャー企業で建築設計などに携わり、以前から地域おこしに関心があったという。古民家改修の仕事で市を訪れたことがきっかけで、市の観光施策などを知り、応募に至った。