秀郷をテーマにしたフォーラムを企画した宮本社長(右)と、事務局の岡田康男さん

 【宇都宮】「百目鬼(どうめき)退治」の伝説などで知られる、本県ゆかりの武将藤原秀郷(ふじわらのひでさと)の魅力を知ってもらおうと、市民有志らが25日、秀郷をテーマにした初の歴史フォーラム「栃木の武将『藤原秀郷』を知る」を宇都宮市民プラザ多目的ホール(うつのみや表参道スクエア内)で開く。今後、「藤原秀郷をヒーローにする会」も発足させ、まちおこしにもつなげる考えだ。

 秀郷は平安時代中期に活躍。平将門(たいらのまさかど)の乱を鎮圧し、東北を支配する鎮守府将軍にも任命された。大ムカデを退治した伝説は有名で、地元でも「百目鬼退治」の民話が伝えられている。

 フォーラムは、印刷工場「みやもと」(中戸祭1丁目)の宮本誠(みやもとまこと)社長(51)ら秀郷の愛好家有志が企画。同社は約2年前、地域ブランド醸成の一環で百目鬼や秀郷をテーマにしたシールラリーを実施している。宮本社長は「秀郷は『武士の礎をつくった』とされる栃木の偉人だが、人物像や功績について知られておらずもったいない」と語り、「自分たちの地域の歴史を知ることで、シビックプライド(地元への愛着や誇り)を醸成したい」としている。

 フォーラムでは県立博物館学芸員、歴史研究家の講演や座談会を開催。2月には、百目鬼通りなど宇都宮市街地にある秀郷ゆかりのスポットを巡る街歩きツアーも実施し、月1回程度のペースで勉強会などの活動を重ねていく。また、有志によるヒーローにする会の結成も準備している。

 宮本社長は「活動はコンテンツツーリズムやまちおこしにもつなげていき、秀郷に関する県内外の自治体や団体とも連携を図りたい」と目標を語っている。

 フォーラムは午後1時半~4時半。参加無料で、定員50人。電話か、みやもとのホームページから事前申し込みが必要。(問)フォーラム事務局(みやもと)028・622・5156。