アイメック農法でトマトを栽培するハウス

 【足利】アルミ製造「アカオアルミ」(東京都練馬区)は本年度、県(あがた)町のアガタ工場を拠点にアグリ事業に乗り出した。同工場敷地に新たにビニールハウスを建設し、土を使わず高品質の収穫が見込める新技術として注目を集める「アイメック栽培」でトマトを育て、販売を目指している。

 同社は1円貨幣用の円形を手掛けた老舗。アガタ工場はフライパン加工などを行っていたが、数年前からは倉庫として使っていた。

 アグリ事業は新たに本年度、正式に事業化した。3月にアガタ工場の建物を解体し、約290平方メートルのハウス2棟を建設。ミニトマトのアイメック栽培を始めた。地面に苗を植えず、フィルムやパイプを通じて苗に水分や液肥を送る。施肥などは機械で管理。病気や害虫を防げ無農薬で栽培できるほか、水分を抑えることで実が甘くなるという。

 昨年9月に3種類の苗を約3400株植え、12月に入り赤、黄、緑の実が熟し始めた。糖度は現在、9%超程度だが、今年2月ごろにはさらに甘みが増して11%超が見込めるという。今後、工場近くでの直売や本社での販売などで販路の掘り起こしを図る。新年度以降はハウスを6棟に増やし、事業として軌道に乗せていく計画だ。