横山大観などの作品を見る来場者

 【足利】明治から昭和にかけて活躍した横山大観(よこやまたいかん)(1868~1958年)の日本画をはじめ約40点を展示する「令和壽(ことぶき)新春展」が、助戸1丁目の龍泉寺美術館で開かれている。

 新春展は源田俊昭(げんだしゅんしょう)住職(78)が「本物を見極める力を養ってもらいたい」と約10年前から毎年開催。大観の作品は同美術館所蔵品でこれまで1作品ずつ展示してきたが、今回は令和最初の新春展のため「日月二幅対(にちげつにふくつい)」「石羊黄初平図(せきようこうしょへいず)」を含めた3作品4点を初めて一度に展示している。

 明治期に描かれた日月二幅対は、陰影を付けるなど写実的に表現。国内では保守的風潮が強く評価されなかったが、海外では高く評価された。

 同美術館学芸員の田沼翠(たぬまみどり)さん(41)は「明治から昭和にかけて変わりゆく大観の表現技法の違いを見比べてほしい」と話している。

 新春展ではこのほか、下村観山(しもむらかんざん)の「寿老竹梅三幅対(じゅろうたけうめさんぷくつい)」などを展示している。

 3月31日まで。入館料500円。午前10時~午後4時。1月31日まで無休。2月1日から月曜休館。(問)龍泉寺美術館0284・41・5685。