奨励賞を受賞した佐野東高の演技(スタッフ・テス提供)

 【佐野】全国大会常連校などが多数参加する「第72回全国中学・高校ダンスコンクール」(日本女子体育大主催)が昨年11月に都内で開かれ、創部18年目の佐野東高が県勢で初入賞した。団体部門高校の部には52校が参加し、上位10番目に当たる奨励賞を獲得した。2年生の角館暖(かくだてのん)副部長は「この作品を踊る最後の舞台なので楽しもうと挑んだ」と喜んでいる。

 佐野東高の演目は小説を題材とした「不思議な三幅対-モーリス・ルヴェル『夜鳥』より」。足が不自由な姉、耳の聞こえない弟、目の見えない弟の生活が、姉の死をきっかけに狂い始める物語で、「一つが欠けたら駄目になる。みんなで力を一つに頑張りたい、というメッセージも込めた」と角館副部長は説明する。

 演者は1、2年生の23人。「不思議で奇妙な雰囲気を醸し出すのが得意」(宮田(みやた)きらり部長)なメンバーが紫と黒の衣装を身にまとい、揺れ動く感情を大胆に表現。県新人大会で「正面を向いた演技が多く、立体感がない」という批評を受け、振り付けのタイミングや構成などに磨きを掛けて臨んだ。