伝統の清掃作業「栗石返し」 日光東照宮、日光山輪王寺大猷院で3000人参加

 【日光】山内の世界遺産日光東照宮と日光山輪王寺大猷院(たいゆういん)で22日、約380年続く伝統の清掃作業「栗石返し」が行われた。夏のような暑さの中、門前町の市民約3千人が参加し汗を流した。

 栗石返しは、境内に敷き詰められた「栗石」と呼ばれる玉石を、手で一つ一つ動かしながら、石の間にたまったスギの葉などのごみを取り除く作業。1636年に東照宮の大造替が行われた頃に始まったという。

 大勢の参拝客が行き交う中、参加者は自治会単位で決められた分担の区域で作業を実施。境内にはカチ、カチと栗石を動かす音が響いた。両社寺本殿の周囲など普段は立ち入りできない場所でも取り組んだ。