「3年間の集大成を見せる」と意気込む国学栃木のプロップ藤倉=報徳学園との1回戦から

 第99回全国高校ラグビー大会第4日は1日、東大阪市の花園ラグビー場で3回戦8試合を行い、栃木県代表のBシード国学栃木は午後2時45分から、Bシード東福岡(福岡)と激突する。

 国学栃木は2回戦で報徳学園(兵庫)に14-12で勝利。31日は奈良市内で練習し、セットプレーなどを確認した。8大会ぶりの8強入りに向け、吉岡肇(よしおかはじめ)監督は「集大成を出すとき。重量FWの堅い守りを武器にスクラムで押したい」と話した。

■「悔い残さない」 天国の母に誓う

 天国の母に勝利を届けたい-。国学栃木の3年生プロップ藤倉大介(ふじくらだいすけ)が闘志を燃やしている。

 東京都生まれ。177センチ、127キロの恵まれた体格。小学生時代には柔道団体で全国優勝の経験を持つ。30日の2回戦ではモールの核となり、前半10分に先制トライ。その後も重量FWの象徴として攻守に活躍した。

 胸には亡き母への思いがある。花園デビューした1年生の冬、母の陽子(ようこ)さんが44歳で他界。「背番号をもらえることを報告した時は相当喜んでくれた」が、花園でプレーする姿は見せられなかった。

 3回戦で対戦する東福岡(福岡)は6度優勝の強豪。接点でのプレーが勝負の鍵となる。「悔いの残らないように楽しんでやるだけ」。自らの使命は十分承知している。

 「やり切ったよ」。天国の母にそう報告するつもりだ。