SL「大樹」沿線に花畑 日光、倉ケ崎の住民組織が整備

 【日光】東武鬼怒川線のSL「大樹(たいじゅ)」の運行をきっかけに、地元住民でつくる「倉ケ崎明日を考える会」は、「鬼怒川線に季節ごとの花を咲かせよう」プロジェクトを進めている。倉ケ崎の線路沿いの4千平方メートル以上に、会員らの手で花畑や遊歩道などを整備し、ハナモモや桜、ヤマツツジなどを植栽する計画で、SLの乗客をもてなすとともに住民の憩いの場とする考えだ。

 考える会は約20年前に発足し、現在の会員は12人。SL「大樹」を生かした地元の活性化を考えていたところ、観光関係や商工団体、自治会などでつくる「いっしょにロコモーション協議会」の沿線を花畑にし乗客をもてなそうという考えと一致し、プロジェクトがまとまった。

 整備するのは大谷向駅−大桑駅間にある耕作放棄地。遊歩道やあずまや、子どもが遊べる小川を設け、考える会で管理運営も行う。苗木などの農地整備費の一部は東武鉄道を通じて東武博物館が負担する。市もプロジェクトを後援した。

 会員らは2月下旬から作業を開始。整地作業を終了したところに、ハナモモ30本、桜30本、キリシマ20本、ヤマツツジ7本などを植えた。花畑にはソバをまく予定で、さらにその後は菜の花をまくなど季節ごとに楽しめるようにする。