栃木の魅力、県内外に発信

 

 とちぎテレビの使命は県民の命と暮らしを守る報道であることをまず強調する。「昨年秋の台風19号で被災された県民の皆さまにあらためてお見舞い申し上げます。災害報道の検証を行っていますが、県民の命を守る防災・減災につながる迅速な災害情報の提供、そして被災者の暮らしに寄り添う報道にさらに力を入れていきます」と強調する。

 また、ネット社会の中で県民に視聴してもらえる番組づくりがこれまで以上に重要であると指摘。県民の知りたい情報や県民の豊かな暮らしに役立つ情報、「栃木の今」が分かる報道、スポーツ中継などの充実に努めたいとする。「特に今年は東京五輪がありますので、本県選手の活躍を通して、その感動を伝えられればと思っています」

 とちぎテレビは「オール栃木」でつくられた放送局。経済界や自治体と協力して県の魅力度を県内外に発信し、市町の交流人口の拡大に寄与したいとする。「『とちぎ発 旅好き』を『U字工事の旅!発見』(毎週木曜夜7時)に衣替えしました。知名度の高い『U字工事』の名前を番組タイトルに付け、福島、茨城、群馬、埼玉の隣県を含む北関東周辺の広域旅番組に改編しました。関東地域の独立放送局や栃木県の知名度の低い関西圏の京都放送やサンテレビ(兵庫県)などでも毎週放送されています。ブランド力調査での関西圏の最下位脱出に、多少なりとも貢献ができたと自負しています」

 また、開局20周年を記念して昨年暮れに「栃木の偉人・日立をつくった男-小平浪平」の特番を放送した。小(お)平(だいら)浪平(なみへい)は栃木市出身の技術者・実業家で日立製作所の創業者。「栃木県は戦後、日本有数の『ものづくり県』になりましたが、源流には明治、大正、昭和を生き抜いた小平翁がいたことを多くの人に知ってほしい。生誕日の今月15日に再放送を予定していますのでぜひご覧ください」。今年も番組を通して「とちぎ愛」を育てたい、と決意を込めた。