栃木の「定番」創出したい

 

 昨年6月に社長に就任した。「新しい元号の令和を迎えた年に、25周年という節目を迎えられたのは大きなエポックメーキングとなりました。同時に、地元に愛されるFMとして育ってきた使命がどれくらい達成できているかを考えさせられる中、新たな自信に結びつきました」

 本年度25周年を迎えた同局は、記念イベントとして昨年3月31日から開局日の4月1日まで初の24時間生放送を実施。また、本県出身のミュージシャン3人が初共演したスペシャルライブを12月に開催した。「私個人としては、県内出身や番組に出演のアーティスト50人近くが登場したスポットCMでの、心からのお祝いの言葉が一番うれしかった」と笑顔で話す。

 一方、台風19号の災害では停電でも聴けるなどのラジオの重要性が再認識された。災害時に宇都宮市の緊急放送の委託などもされている。県民の安心・安全のために「災害情報や防災など、簡単なことではありませんが、ラジオの使命として取り組みたい」。

 通信と放送の境が無くなりつつある現状に、5G(第5世代移動通信システム)に大きな関心を示す。「インターネットは敵ではありません。共存をどう図っていくかです」

 また、リスナーだけでなく企業、スポンサーが喜べる番組作りを課題に挙げる。ユーザー、スポンサーともに長く愛されるCMを生み出したいとする。さらに社員だけでなく代理店や協力企業も含めて働き方改革にも乗り出したい考えだ。

 「次の25年、50年に向けて今年はスタートの年です。今後は『心に残る番組』を作っていきたい。ネットアプリ・radikoなどで全国どこでも放送が聞ける。その中で栃木といえばこれ、レディオベリーはこの番組と言われるような『定番』を作り出し、知名度も上げたい」。県民のFM放送局として、郷土愛の醸成に貢献していく。