ニーズとらえ愚直に運営

 

 昨年日本を沸かせたラグビーワールドカップの日本大会。日本代表が初のベスト8に輝いたが、出身大学で最多の7人が帝京大学出身だ。「大学選手権連覇を成し遂げた歴代キャプテンが全日本のメンバーであることは大学としても誇りです。『ワンチーム』という全日本のコンセプトは帝京大学ラグビー部の精神にも通じるものがあります」とOBの活躍を称賛した。

 昨年11月、ハンガリーで開催された自立型ロボットの世界大会「ワールド・ロボット・オリンピアード(WRO)」で、宇都宮キャンパスの工学系クラブ「ロボラボ」のチームが6位入賞を果たした。「ロボラボ」の世界大会出場は今回が4度目でメダル獲得が望まれていたが、僅差で表彰台を逃した。同大会は世界70の国と地域から450以上の代表チームが参加。大会結果を受け、「メダルを逃したのは惜しかったが、やれることはやったと思います。来年はさらに上を目指してほしいですね」と学生たちをねぎらった。

 昨年は宇都宮キャンパスが開設されてちょうど30周年という節目の年だった。次の30年を見据え、「少子高齢化の中ですが大学全体の受験生は増えています。宇都宮キャンパスでは地域経済学科の人気が高まっています」。その地域経済学科では学生が、那須烏山市の国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産の山あげ祭の舞台装置を学園祭で展示した。こうした活動について「フィールドワークを中心とした地道な活動が実を結んできていますね。地元企業や行政機関への就職も増えています。将来の地域を支える人材をこの学科で育成していければいいと考えます」と高く評価した。

 人口減少社会が進行する中、大学の将来像をどう描いていくか。「私学人は経営マインドがないといけません。留学生の受け入れや学び直しというニーズをしっかりとらえ、愚直に大学運営をしていかなければなりません」と語った。