建設で環境、社会に貢献

 

 積水ハウスは「環境(Environment)・社会(Social)・企業統治(Governance)」を重視する「ESG経営」を重点項目に定め、持続可能な社会の形成と成長に取り組んでいる。SDGs(持続可能な開発目標)の一環として、地方創生事業「Trip Base 道の駅プロジェクト」がある。米国ホテル大手と共同で本県を含む5府県に「道の駅」隣接のロードサイド型ホテルを建設するプロジェクトで、全国のトップを切り、今年夏から秋にかけて宇都宮市と茂木町で相次いで完成。さらに日光市のホテルも今年中に着工予定だ。

 「インバウンドで多くの人を呼び込みたくても泊まってもらう施設がないという課題を解決するための事業です。あえてシンプルで泊まるだけのホテルにしており、食事や土産品などは道の駅をはじめ地元の店で購入してもらうことで地域活性化につなげていければ」と期待する。

 さらに、那珂川町内に住戸数20戸の子育て世帯用住宅を建設するほか、保育士が常駐し遊戯室などを備える子育て支援施設も併設する「子育て支援住宅」を建築中。栃木県では初の試みで、今年3月の供用開始を目指している。「人口減少が進行していても子育てや高齢者のために必要なハードはあります。その建設が地域のためになると考えて取り組んでいます」

 このほか、経営方針の「環境」では、林業の活性化や環境保全などを目的としてシャーウッド(木造構法)に地元の「日光檜」を積極活用している。森林組合の協力の下、同社営業マンが伐採現場で研修するプロジェクトの効果もあり、シャーウッドに占める日光檜は県内で約80%と高いシェアを誇っているという。

 今年は全社を挙げて「幸福を追求する家」をアピールしていく方針で、「われわれも地域に密着し、『環境』や『社会』のさまざまな問題を解決することで地域の人たちの幸福に貢献していきたい」と力強く誓う。