作新民の理念で地元密着

 

 平成元年に開学した作新大は文字通り平成の時代と共に歩んできた。令和の時代も建学の精神である「作新民」の理念(自学・自習と自主・自律の精神を育てる教育の実践)の下、地域に密着し、地域に信頼される大学・短大であることに変わりはない。経営、スポーツ、心理、教育、保育という大学の持つ教育資源を使って、心身両面の「健康」に寄与していく「作大・作短ブランディング事業」を推進する。

 実学重視の観点から、学生の各種資格・免許取得の環境を整備。資格取得支援室や教職実践センターを設置、さらに昨年から教員採用試験対策講座も開講した。人間文化学部には県内大学で唯一の公認心理師の養成課程を持つ。大学院進学で臨床心理士の道も開かれる。授業以外でも防災士養成研修講座があるのは県内で同大だけ。こうした魅力から学生数はここ数年増加している。

 「本学は2学部4学科、短大1学科と決して大きくはないですが、きらりと光る地元密着型の大学です。地元から預かった学生をしっかりと地元に返していくことが一番です」。今年からリカレント教育(社会人の学び直し)にも本格的に取り組む。

 短大は50年以上にわたり、県内保育を支える人材を輩出してきた。就職率100%を誇る。保育園の保育士養成とともに、公務員講座を短大生も受講できることで公務員試験の合格者を増やすことを目指している。地域に開かれた子育てサロン「わいわいひろば」は好評が続く。

 学長に就任し今年で4年目に。学生との対話を重視しランチョンミーティングなど実施。学長室の扉は常に開かれ、学生も訪れる。昨年は資格試験合格者などに学長裁量で奨励金を出す「資格取得の奨励金制度」を創設。「学生を見ればその大学が分かる」との持論から「学生が学内で学ぶだけではなく、スポーツの部活動も含めて、学外に向かって発信・アピールする。主体的に行動できる学生を育てていきたい」と語る。