野球人口増加に貢献

 

 プロ野球独立リーグのルートインBCリーグに参戦して3年目の栃木ゴールデンブレーブス(GB)が悲願のリーグチャンピオンに輝いた。「リーグ優勝を達成できたのは大きな前進です。辻武史(つじたけし)前監督の体制を引き継ぎながら、寺内崇幸(てらうちたかゆき)監督、飯原誉士(いいはらやすし)選手兼ヘッドコーチ、岡田幸文(おかだよしふみ)外野守備走塁コーチというオール栃木体制でよりいいチームができあがりました」と振り返る。

 また2019年シーズンは、敵味方のデータを分析するアナライザーを導入した。「NPBでも導入が進んでいる弾道測定器『トラックマン』ほどではありませんが、データ分析を重視したことが大きいですね」という。

 初のリーグ優勝を成し遂げはしたが、ドラフト会議でのNPBへの選手輩出はかなわなかった。「北方悠誠(きたかたゆうじょう)投手が米大リーグのドジャースとマイナー契約をしましたが、NPBに選手を送り込むことはかないませんでした。そうした状況を踏まえ、20年は高校卒業したての若い練習生を積極的に採用するなど育成にも力を入れていきたい」と話す。

 運営面を見ると、来場者数も年々増加している。18年シーズンは約5万人だったが、19年シーズンは6万人の観客が訪れた。「読売ジャイアンツ、千葉ロッテマリーンズとの交流戦の影響があります」

 また、後期戦に入ってからは毎週、駅や宇都宮市のオリオン通り、大型ショッピングセンターなどで選手や監督を動員してPR活動を行った。さらに街宣車を使った宣伝活動、SNSでの情報発信、テレビやラジオへの選手出演など積極的に行った。こうした地道な活動が観客数増に大きく貢献したという。

 また、栃木県野球連盟などと協力して「栃木県野球協議会」立ち上げにも取り組む。「少子化、スポーツの多様化で野球人口は減りつつあります。その現状を食い止めるためにも県民球団として貢献していければと思っています」と抱負を語った。