1級建築士対策も整備

 

 1992年の開校以来、建築設計科、建築インテリアデザイン科、日本語学科の卒業生は1800人を超えた。就職率も開校以来26年連続100%を達成する。

 3月1日に改正建築士法が施行されるのに伴い、建築士の受験資格が今年から拡大される。建築士試験を受験する際の要件だった実務経験が、改正前は受験の要件だったが、改正後は免許登録の時まで実務経験を積んでいればいいことになった。

「この法改正によって宇都宮日建工科専門学校の学生であれば、大学を卒業するよりも早く1級建築士試験にチャレンジできます。こうした状況を踏まえ、まずは2級建築士の取得を確実なものにすべく指導を進めます。さらに、日建グループのオリジナル教材を用いた1級建築士向け対策コースの新設も目指します」

 在学中に2級建築士取得を目指す1年制の「建築設計研究科」では、2級建築士の合格率62%と高い実績を出す。また留学生が日本語を学ぶ日本語学科は2014年からスタートした。現在では国際性豊かに、香港、台湾、ベトナム、モンゴル、ネパール、スリランカ、インド、バングラデシュの優秀な留学生たちが在籍する。「日本語学科教職員のきめ細やかな指導により、まれに見る日本語能力検定試験N1満点合格者を輩出しています。学生たちは日本人学生とも交流を深め、刺激し合いながら日本語を学んでいます。留学生には日本人の思いやりや温かい心を学んで母国に帰ってほしいですね」と話す。留学生をめぐる近年の情勢について「入国審査が厳しくなっている中、我が校ではベトナム、モンゴルでも交付率100%をいただいています」と話す。

 ボランティア活動も奨励する。「昨年の台風19号のボランティアも校内で募りました。建築士を目指す者として学校での勉強では学べない体験をしてほしい。そして建築士として社会貢献できる人間になってほしい」との思いで日々教壇に立つ。