共存社会へ「対話」重視

 

 昨年10月に就任して初めて迎える新年。モットーである「お客様との対話」を強調し、「吸う人も吸わない人も、たばこに関して何らかの想いをお持ちと思います。そうした声を困りごとの解消に生かし、本社にも伝えることでニーズに合った商品開発につなげていきたいと考えています」と決意を新たにする。

 国内たばこ市場を取り巻く環境は急激に変化している。喫煙と健康に関わる意識の高まりを受け、今年4月から全面施行される改正健康増進法で規制が強化される一方、加熱式たばこ市場は拡大。「今後も、お客様や社会の声に謙虚に耳を傾け、大きな環境変化に柔軟かつスピード感をもって対応していかなければなりません」と語る。

 ニーズの高い加熱式たばこのカテゴリーでは、従来の製品に加え、新たな製品を投入することで「お客様の選択肢を拡大し、さらなる満足度向上に努めます」。また、この製品カテゴリーは燃やさないため、たばこの煙が出ず、紙巻たばこと比べてにおいが低減されている。「周囲への迷惑を軽減し、たばこを吸われる方と吸われない方が共存する社会の実現に貢献し得るものと期待しています」

 「分煙環境整備」「喫煙マナーの向上」を目指し、県内でもさまざまな活動を続けている。毎年、鹿沼市の秋祭りで「ひろう」体験を通して「すてない」気持ちを育てる「ひろえば街が好きになる運動」を展開しているほか、宇都宮餃子(ぎょーざ)祭りをはじめ県内各地のイベントに出店し、会場に分煙スペースを設置するなどの活動に取り組んでいる。

 「地元イベントを通してお客様とじかに対話できることが大きいと考えています」と説明。「吸わない方からは『マナーを守ってくれれば吸ってもいい』というお声をいただくこともあります。栃木県がマナーの良いお手本となれるように、われわれも努力を続けていきます」と力を込める。