世界に誇る高い安全意識

 

 世界的な電気絶縁材料メーカーの中核工場で約120人の社員を統括する。今年も、「法令・規制要求事項を遵守し、継続的改善を図り、安全と健康を守ることを全てに優先させ、汚染の予防、環境保護に努め、顧客の満足する製品を提供する」という工場経営方針の徹底に努める一年になる。

 昨年、無事故無災害で20年を達成、優良危険物関係事業所として消防庁長官表彰を受けた。危険物取扱関係の資格は女性の事務職を含む社員の半数が取得している。「毎月、安全衛生委員が工場内をパトロールして、工場で働く者すべての高い安全意識で継続してきました」

 日本理化グループは、生産拠点が国内をはじめ韓国、ベトナム、アメリカ、ヨーロッパに広く展開、営業拠点は世界20カ所にわたる国際企業。発電機やモーターなどの主要部品となるコイル、コイルの材料となる電線や各種電気絶縁材料、コイルを製造するための設備といったトータルソリューションを企業に提案しており、「その一部を栃木事業所は担っています」と説明する。

 インドなどからマイカ(雲母)を年間千トン以上輸入し、電気絶縁材料、金属基板など電気産業に関わる重要部品を世に送り出しているという。「ベトナムや韓国の工場では同じ製品を作っていますが、栃木事業所と同様の工場管理を行い、ジャパンクオリティーを提供しています」。新製品の低弾性基板は車載部品メーカーから認定を取得。開発される製品は「高速鉄道のモーターのコイルに使う電気絶縁材なども製造しています。欧州や米国、アジアなど世界各地を走る電車のモーターにも使用されています」と胸を張る。

 栃木事業所の年間生産高は現在約40億円だが、「まだまだ生産能力をアップできる改善力を持っています。事業所はものづくりがメーンの工場。過去の経済危機もリストラなしで乗り越えてきました。これからもワンチームで前進していきます」