海外見据え飛躍の年に

 

 「子供主体の保育」をキーワードに200を超える認可保育園、企業内・病院内保育園を全国展開する。「海外展開への第一歩」と位置づける2020年は新たなステージに踏み出す年になる。

 最大のトピックスが中国での事業開始だ。昨年11月、日本の幼稚園理事長・園長方と共に北京市内の保育園を視察。そして現地関係者のオファーが早速あり、同12月には中国全土から約6千人の教育関係者が集まるカンファレンスで講演も行った。

 経済成長が著しい中国では近年、幼児教育の関心が高まっており、中には20年間で2千カ所以上の保育園を経営する企業もある。「自分たちも26年やってきて、それなりの規模を自負してきたが、今更ながら高度経済成長の国はスピードとスケールが異なると実感しました」

 ただ中国の幼児教育は旧来の詰め込み型が中心で、富裕層、知識層からは主体性重視の教育が注目されている。「これこそ自分たちが創業以来、追い求めてきたことで、中国でも評価してもらえるはず。海外で講演をする機会はさらに増えていくだろう。積極的にチャレンジしていきたい」と話す。

 将来的には中国のみならずインド、ベトナム、ミャンマー、シンガポールなどへの展開も視野に入れる。「最適な国、地域を見極め、ドミナント戦略を進めたいですね」と夢は広がる。国内では引き続き、年20園程度の開園を目指す。自身も幼稚園の先生としての経験があり、現場を肌で実感していることが強みだ。「保育現場経験者ならではの、質の高い幼児教育を提供していきます」

 一般社団法人とちぎニュービジネス協議会(NBC)の名誉会長も務める。今年は全国のNBCが一堂に会するフォーラムが本県で開催され、実行委員長の大役を担う。「本県の魅力を存分に伝えられるよう、会員企業の皆様と共に準備を進めます」と笑顔で語った。