新しい住まい方の提案

 

 洋館家グループが一戸建て賃貸住宅に取り組む理由-。それは「人生は人が主役」との思いからだ。

 人生は「子育て世代」、社会的責任が増す「ミドル世代」、定年後の「シニア世代」の三つに分けられるという。「子供が独立すれば子供部屋は不要になります。年をとれば2階の必要性も低下します」。立地面でも子育て世代は学校の近く、ミドル世代は駅の近く、シニア世代は病院の近くなど、求める条件が変化する。「ライフスタイルに応じて住まいを変える。これは賃貸だからこそ可能なことです」と強調する。

 昨年は全国統一価格を売りに、BSテレビ、ヤフー、グーグルによる業界初の「住宅の通販」に着手。全国各地で賃貸経営用住宅建設などの契約にこぎつけている。「今やマーケットは全国です。2020年は通販の取り組みをさらに加速させたい」と意気込む。

 同グループは工務店や設計事務所、資材メーカー、不動産業者など全国に1670の協力会員を持ち、オーナーや入居者のさまざまな要望に迅速に対応できることも強みだ。

 今年、新商品として目指すのが「子供の集中力を伸ばす住宅」だ。

 「医療業界の協力の下、子供部屋の壁の色・素材、照明、窓の位置など五感を通じ、集中力アップにつながるような医学的見地を取り入れます」。将来的には同様に、中高年向けの「ストレスなく熟睡できる寝室」、高齢者向けの「健康に過ごせるリビング」などを提案していく。

 「三面等価の原則」を経営方針に掲げる。「建物のオーナーは高い利回りを求めますし、入居者はリーズナブルな物件を求めます。双方と同じ距離感に立ち、お互いが満足できるような妥協点を見いだすことが当社の役目です」

 高齢化社会や人口減少に加え、大都市圏への人口集中など社会情勢は絶えず変化する。「時代の変化に順応することが、より求められています」と思いを強くする。