高齢者向け住宅増設を

 

 「慈愛の心」を経営理念の基本に据え、居宅介護支援事業や訪問介護事業をはじめ、高齢者向け住宅のリフォームなど高齢者福祉全般を広くカバーする。2018年に創業30周年を迎え、「福祉のトータルプランナー」として着実に歩んでいる。

 もともとは高齢者向けマンションを提供する事業を目的に1987年設立。ベッドリネン部門や給食部門など直接的に比企病院と関連する事業だけでなく、比企達男(ひきたつお)院長が目指す地域医療・地域福祉を表現していくため、医療法人社団「比企病院」では対応できない高齢者やその家族に向けた介護や住宅などの事業を中心に拡大してきた。

 「見て見ぬふりはできない、という思いでこれまでやってきました。高齢社会となってシロアムの役割が年々増えてきているように思います。世の中に必要とされていることが私の喜びでもあります。それが仕事をする上でのパワーでもあります」という。

 12年にサービス付き高齢者向け賃貸住宅「シロアムマンション花」を開設。居宅介護支援事業・訪問介護支援事業を担う「ケアセンター木の実」と介護面で連携、医療面では比企病院と連携することで高齢者とその家族が安心して快適に暮らせる住環境づくりに取り組む。現在は「ひきマンション」「うなばらマンション」も含めた計4棟の高齢者向けマンションを運営・管理する。

 次の30年に向けどんなビジョンで事業運営していくか。「宇都宮市を中心にした地域医療・地域福祉をさらに充実させるため、比企グループとしてこれまで以上に貢献していきたい」と語る。比企病院で人工透析を受けている患者や、首都圏や宇都宮近郊に住んでいる高齢者向けの賃貸住宅の増設などを検討している。

 「多くの人の支えがあるおかげで事業運営ができています。入居されている方、患者さまが満足できるサービスをこれからも進めていきます」