「百年使える家具」を提案

 

 壬生町で1883年に創業し、「桐下駄の製造に始まり、桐たんすなどの家具を製造、販売してきた」桐野屋の5代目当主。現在は家具や雑貨を販売するセレクトショップを営み、家づくりと暮らしづくりをプロデュースする。創業から変わることのないコンセプト「人が体を預けられる唯一の道具である家具であり続けるために、百年使える家具づくり」を貫き、高品質の家具を提案する。

 「先進国の中でも日本は家具に対する意識が高くありません。家具にもいろいろなテイストがあるのでインテリアショップ巡りをして『これが好きだ』というものを見つけて、くつろぎの暮らしを実現してほしいと考えています」

 26歳の若さで事業を受け継ぎ、「使うほどに味わいが生まれ、永く使える家具を製造する」メーカーを探して全国を回ったという。「桐野屋の家具は大量生産ではないメーカーの製品であり、そうしたメーカーの信頼に応えるため、品質に応じた価格を設定しています。そして、県内の暮らし上手なお客さまとのお付き合いで地道に販売を続けてきました」と振り返る。

 「家づくりは、気に入った家具を見つけ、それに合った家を設計し予算を決める方がうまくいきます。家具の映える家を設計、施工からお手伝いしていきたい」と、言葉に力を込める。

 さらに、国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)を実践すべく取り組んでおり、環境面から「日本人にとって最も大切な『物を大切にする』文化は決して忘れてはなりません」と訴える。

 栃木ロータリークラブの会員で野球チーム「栃木シックス」で投手を務めるスポーツマン。壬生町商工会理事で同会商業部会長として地域の発展に尽力する。栃木法人会副会長で壬生地区会会長でもある。

 「壬生町にあるからこその桐野屋なので、これからもここで頑張っていきます」