困りごと真摯に対応

 

 「自分自身にも常に言い聞かせていることですが、何事においても正直でありたい。『誰かのため』とごまかすのはためになりません」というのが信条。昨年9月、北関東支社から着任した時のあいさつで「報告しづらいことでも報告してください」と伝えた。

 埼玉県出身で高校時代を栃木県で過ごした。本県の印象について「心の温かい人が本当に多いですね。先日も道に迷って人に聞いたら、丁寧にメモまで渡して教えてくれました。そうした親身になった接し方は私たちの仕事の原点を見るような思いでした」と語る。

 県内に甚大な被害をもたらした台風19号で、小山市、鹿沼市、栃木市の営業所が被害を受けた。「社員総出で復旧作業を進め、すでに営業を再開しています。お客様からもご支援をいただきました。これからそのご恩を返していきたい」

 インターネット時代となり、物流業界は激しい競争の世界となり、目まぐるしく状況は変化している。「ヤマト運輸は2019年に創業100周年を迎えました。常にニーズを把握するということが創業以来のDNAです。お客様がストレスを感じることなく、サービスを受けられるかを常に考えています。最近では宅配便をスマートフォンで送れるサービスなども始まっています。こうしたサービスをまずは知っていただくことが重要と考えます」という。

 東京五輪では荷物輸送サービスのオフィシャルパートナーを務め、都市部の物流の円滑化にグループ全体で取り組む。

 「栃木県でも22年にLRT(次世代型路面電車)開通、国体開催が待っています。行政などと相談し、こうした大きなイベントにどう関わっていけるのか考えていきたい」とする。

 人口減少社会を見据え、「地域に身近で愛される企業を目指します。お客様の困りごとに真摯に向きあっていきます」と語った。