商材拡大へ新たな挑戦

 

 「工場まるごと」の商材コンセプトは伊達ではない。メインの梱包資材、包装資材、物流資材にとどまらず、人手不足解消に向けた「省人化・省力化機器」の販売など、製造の現場で求められる多種多彩な商品を取りそろえている。さらに今年は、41歳の若きトップの号令の下、支店長クラスによる3チームで約2年間かけて取り組んできた新規事業の成果が商材ラインアップに加わる。

 「米中貿易戦争などの影響もあって生産に関する包装資材の伸びが見込めない中、今年は製造工場へ販売できる商材の拡大に努めていきます。新規事業もその一環で、これからのフカサワの大きな柱として成長してくれればと考えています」

 その一つが、IoT(モノのインターネット)による環境モニタリング等の販売だ。例えば工場内の温度管理や物流のトラック運行管理などについてパソコンなどで自動管理することにより人が手で入力するといった手間を省くことができる。

 ほかに2017年に販売を開始して以来、好評を博している「省人化・省力化機器」をファイナンス・リースする事業、工場内の水を嫌う設備や場所にドライアイスを活用して洗浄する事業がスタートするという。

 「支店長クラスは私と同じ40代前半が多く、将来の経営幹部として新しいことに取り組む意欲と実力を培ってほしいという願いも込めた新規事業です。結果を恐れず、自由に伸び伸びと取り組んで欲しいですね」

 一方、プラスチックによる海洋汚染が世界的な問題となっている現状を踏まえ、昨年夏から植物由来の原料で作ったポリエチレン袋や生分解性袋の販売を始めた。

 「業界に携わる者の責任として、この問題は避けて通れません。お客様への環境負荷の低い商品の提案に力を入れていきます」

 未来を見据え、「お客様第一主義」を貫きながらフカサワの挑戦の一年が始まる。