「五方良し」で地域に貢献

 

 「出店したエリアは、第二の古里という思いで取り組んでいます。栃木県のユーザーの皆さまにもご満足いただける住空間の提供に努力していきます」

 埼玉県行田市に本社を置き、建売住宅・注文住宅の建築販売事業を展開している「ファイブイズホーム」。地元の埼玉県、群馬県に続いて、昨年4月、本県初進出となる佐野市と足利市への出店を果たした。今年は3月に小山市、夏には栃木市への出店を予定している。

 同社のセールスポイントの一つは「優良な土地の確保」だ。約1200区画の土地を確保するために、あらかじめ約1万区画の情報の中から吟味した選りすぐりの土地を購入し、ユーザー用に準備している。昨年10月の台風19号は本県などに甚大な被害をもたらしたが、同社の全区画のうち被害を受けたのは栃木市の3区画、行田市の5区画の計8区画のみだったという。「土地の購入時には常にハザードマップを確認しており、栃木市の3区画はマップ上問題はないところでした。予想外の被害でしたが、冠水した部分は土盛りなどの対応で原状回復しています」と胸を張る。

 同社が経営哲学に掲げる「五方良し」は、近江商人の「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」に、独自に「社員良し」「取引業者良し」を加えたものだ。本県などの出店エリアの店舗の社員や建築に関わる職人を地元採用しているのは、その実践でもある。「地元の住まいづくりに責任感やプライドを持って取り組んでいただけると考えています。実際、土地の仕入れでも地の利を生かしてすぐに成果を上げています」と笑顔で語る。

 昨年11月、地元の行田商工会議所の会頭に就任したことで「五方良し」の思いはさらに高まっている。「経済的な連携を図っていくことで、栃木県など出店エリアが楽しく、豊かでワイワイガヤガヤの街になるよう力を尽くします」