心豊かな暮らし支える

 

 確固たるビジョンに向け、その手法を確立した一年だった。昨年3月に、ベトナム・ダナンに単独の新店舗をオープン。海外出店の大きな利点は、教育サロンとして重要な役割を果たすこと。「研修などで現地にスタッフを派遣すると、目覚ましいスピードで成長を遂げて帰国します。日本では経験できないことを、短期間に集中的に学ぶことができるのでしょうね」。日本の美容室の出店はほぼ初めてのようで、現地からの期待も高く、「追い風を感じています」と手応えを口にする。

 日本では、昨年9月に新たなビジネスとして快眠ドライヘッドスパ「Reve」、マツエク&フェイシャルエステ「Juno」をオープン。ヘッドスパ協会の認定講師資格を所持しているスタッフもいるため、「サロン運営とともに、スクール運営も広げていきたい」と期待を込める。

 今年1月には、JOJO店が移転リニューアルを迎える。同じ敷地内には、Reve、Junoのほか、コワーキングスペースやベトナム風のカフェも併設予定だ。「近年、起業される個人の方が増えており、会社に所属する人だけでなく、プラスアルファで能力を開花される人、特に女性を応援したいと思いました」。同時に、元号が令和になり、あらゆる価値感が変化する中で、「“美容室はカットをするところ”という価値感も変えていきたいのです」と話す。ビジョンに掲げるのは、美と健康のコンサルタントになること。「美や健康について困ったことがあったら、美容室に相談に来てほしい。私たちは、おもてなしと技術、創造性に富んださまざまな引き出しを持ち、お客様が健康で美しく暮らすためのお手伝いをしていきます」

 ビューティーアドバイザーから、ライフスタイルビューティーコンサルタントへ-。「美容師という枠を超え、お客様の心豊かな暮らしを支える存在へと成長していく。そうした未来に向け、“新たな出発の一年”になりそうです」