新方針「一五作戦」を展開

 

 「喜びあり、悲しみあり、景気の波を読みながらの25年でした。あっという間でしたね」。昨年11月に創業25周年を迎え、感慨深げにこれまでの歩みを振り返った。

 「海なし県の栃木に港を創る」ことを目指して、世界に目を向けた物流、貿易を主要業務とする「ユーユーワールド」を設立した。社名には「心に余裕とゆとりを持ち広く世界(世間)に向けて事業展開を図る」という思いで名付けた。大手にはできないこまやかなサービス、地域密着型の事業展開を企業理念とする。「創業当時は手こぎボートで大海原に船出したような思いでした」という。

 2020年は新たなスタートを切る年と位置付け、新方針「一五(いちご)作戦」を展開すると発表した。企業体質の改善、強化、体力向上を図ることが目的で、「無借金経営の達成」「内部留保5億円の達成」「世界に羽ばたく人材の育成」の3つを目標に掲げた。「ブランド力をつけ、誰もが働きたくなる魅力的な企業を目指します」と語る。

 毎年恒例となっている今年掲げる漢字1文字は3年連続で「実」とした。「『パート3』ですね。物流、貿易、販売、介護、人材の5部門が主要業務になっていますが、そのうち物流、人材、介護の3部門を充実させます。私たちの得意分野であるこの3部門をさらに粘り強いものにしなくてはなりません」と力説する。具体的には東南アジアなどの外国人が介護士を目指して学べるような仕組みづくりをイメージしている。

 ロングランのヒット商品になった「かけるギョーザ」も好調だ。男性向けファッション情報誌のサイトで紹介されるなど人気は定着してきている。「今年は『かけるギョーザ』の新しい仕掛けも予定しています」という。昨今の世界情勢については「混沌としていて、なかなか読みづらくなってきています。そんな状況の時こそ、幹を太くして力を蓄える時だと思います」と静かに語った。