「お客様第一主義」貫く

 

 「自社の効率へのこだわりがお客様のマイナスになってはなりません。創業時からのモットー『お客様第一主義』を貫きつつ、改革も行っていきます」

 19年は営業戦略上の、さまざまな改革を行った。10月には自社開発商品などを扱うグループ会社の「ATACO(アタコ)本社」を宇都宮市中央卸売市場近くに移転。また、外食事業にさらに力を入れるため外食部も事務所と倉庫を移転した。

 病院や事業所、施設給食を中心にした業務用食材卸業を大きな柱とするニッカネ。今回の改革で「給食部門」という大きな柱に加えて、「ATACO本社」と「ニッカネ外食部」という二つの柱が加わった形だ。

 さらに12月には埼玉県狭山市に西東京営業所を開設した。15カ所目、首都圏では5カ所目の営業拠点だ。関東信越から仙台まで14拠点のきめ細かい広域配送網を持つニッカネにとって、西東京営業所の開設は、首都圏エリアをカバーするなど重要な意味を持つ。

 「一括物流システムという強みを生かし、この三本柱を武器に業界を戦い抜きます。また西東京営業所開設を機に営業強化と物流効率化を図り、目標の年商200億円を達成したいですね」

 昨年は表彰も相次いだ。2月に経済産業省から健康経営優良企業に認定された。さらに3月には、栃木県から「キラリと光るとちぎの企業」に選ばれた。「取引先が病院や高齢者施設で、顧客から高い信頼を得ている」ことなどが評価された。「BCP(災害などに遭遇した場合の事業継続の方法などを取り決めておく計画)などに積極的に取り組んでいることを評価頂いたと思います」という。

 20年はどんな年とするか。「社員のがんばりのおかげで今のニッカネがあります。社員が仲良く、楽しく仕事ができる会社になるように全力を尽くしていきます」と社員への気遣いも忘れることはない。