新年も攻めの営業貫く

 

 国内企業の資金需要が伸び悩む一方、経済のグローバル化は一段と進んでいる。そのような状況を踏まえ、一貫して進めているのが親会社の栃木銀行との“銀証”連携だ。

 「ビジネスモデルも大きく変化しており、銀行の金融商品だけでは限度があります。海外の投資信託など証券会社が取り扱う多様な金融商品を供給することで、顧客のニーズに応えていきます」と力を込める。

 栃銀傘下となり2年8カ月が経過した。栃銀の持つネットワークを活用することで、紹介収益の割合は子会社化当初の10%台から現在は50%近くまで拡大した。取引高、取引口座数も順調に推移している。栃銀の各支店を会場に定期的に開催する金融セミナーも好評だ。「テーマは市場動向や金融商品の説明などが中心です。顧客の裾野を広げる効果はもちろんですが、行員の金融知識の醸成にも役立っています」と、連携効果に手応えをのぞかせる。

 営業面では引き続き攻めの姿勢を掲げる。2月にはJR栃木駅前に、県南、両毛地域をカバーする栃木支店が八つ目の店舗としてオープンする。「これまでは宇都宮から営業担当が足を運んでいたが、新拠点ができることで、よりきめ細かい営業ができるようになります」と期待する。18年10月に開業した越谷支店(埼玉県越谷市)の営業成績も好調で、会社の19年上半期の黒字達成にも大きく貢献した。

 インターネットによる株取引が広がっているが「投資信託などはリスクも含めてしっかりと商品を理解してもらう意味でも対面販売が必要です」と強調。さらなる店舗網の拡大も視野に入れる。

 創業から100年以上の長い歴史を誇り、地元で築き上げた信頼と、経験豊富なスタッフを数多く抱えることが一番の強みだ。「当社は明治、大正、昭和、平成と歴史を歩んできました。令和の時代も、新しい歴史を刻んでいきます」