伝統と革新、次の100年へ

 

 旧西方町(現栃木市)で1921年に創業。祖父、父と三代にわたる大工の家系で、来年の2021年には100年の節目の年を迎える。

 自由設計注文住宅(木の花ホーム)や規格住宅(ユートリエホーム)、平屋(ホーデリーホーム)などニーズに応じた商品を展開。「おかげさまで木の花ホームとして延べ施工実績は新築で1340棟、リフォーム専門店(カラーズ)、外構専門店(庭いろは)、塗装専門店(木の花塗装)で6900件を超えました」と感謝する。

 昨年は台風19号に伴う未曽有の水害を目の当たりにし「改めてお客様との距離、すなわち『すぐに駆け付けられる距離』の大切さも実感しました」と振り返る。

 目まぐるしく社会情勢が変化し続けている現代。「デジタルシフトが進めば進むほど、ただAIやロボットに仕事を奪われるのではなく、共存することで、より豊かな生活ができるような仕組みを考えなければなりません」

 その第一歩として、2月に宇都宮市西川田町にデジタルスタジオをオープンさせる。iPadによる間取り検索システムなどデジタル技術を活用することで、来場者自らが住まいづくりを考えることができる。シアタールームやキッズコーナー、カフェコーナーも備え、家造りを楽しく体感する環境を整えた新スタイルの住宅ショールームとなる。「デジタル化で削減できるコストをお客様の住まいづくりに反映させ、無理のない予算で、家族の思いを詰め込んだ注文住宅を持てるようなシステムを構築します」と強調する。

 ただ単に家を造るだけではなく、そこには必ず「造り手の心」が伴わなくてはならない。「祖父や父が創業以来、大切にしてきた『造り手の技術』や『魂を込めた家造り』を継承しながら、変化に順応した新しい技術を取り入れて、次の100年を見据えた『いい家造り』に積極的に取り組みます」