社名変更、新体制軌道に

 

 昨年10月、社名を「光陽電気工事」から「光陽エンジニアリング」に変更した。1961年に福島県会津若松市で創業、66年、宇都宮市に移転、送電線建設、一般電気設備工事の県内トップクラス企業になった。現在、情報通信事業、建築事業を加えた4事業部体制となり、電気工事にとらわれない企業を目指すのが狙いだ。

 「以前から社名の変更を考えていました。空調設備や建築リニューアル工事などニーズがどんどん多様化し、今回実態にあった社名に変更することになりました。総合エンジニアリング企業としてあらゆるニーズにワンストップで対応していきます」と理由を語る。

 社名変更と併せて、47歳から務めてきた社長も交代、会長に就任した。新社長は副社長の紺野金一郎(こんのきんいちろう)氏。「事業承継は重要な業務と考えていました。新社長は電気工事事業を立ち上げた時に入社した社員で、電気工事事業のスペシャリストです。さらに経営を盤石なものにしてくれると信じています」と期待する。

 社名変更、社長交代と大きな変革の年だった2019年。20年は創業60周年の節目となる。「新体制を軌道に乗せる年です。総合エンジニアリング企業であるということを広くアピールしていきたいですね。東京五輪がもたらす経済効果もそう長くは続かないと考えます。地道な営業活動を続け、新規開拓をしていきたい」と語る。

 昨年10月、創業の地、会津若松市の観光大使に就任した。宇都宮大学に設立した給付型奨学金「飯村チャレンジ奨学金」による研修旅行を3年前から行っていることなどが評価された。「『ならぬことはならぬものです』という会津の精神を学んでほしいという思いだけです」と謙遜する。

 「SDGs(持続可能な開発目標)に真剣に取り組む企業を目指します。経済的価値に加え、社会的価値の創造に取り組んでいきます」と将来を見据える。