地元で築いた実績強みに

 

 総合ビル管理業務を事業の柱とし、建物の清掃、保守管理のほか、人材派遣・業務請負、公共施設の指定管理業なども担う。少子高齢化に伴う労働力不足や人材確保難、人件費の上昇と業界を取り巻く環境は厳しい。「いかに収益を確保していくかが当面の課題です」

 収益性向上の一環として、清掃業務をより効率的に進めるための機器導入を積極的に進めるほか、将来的にはロボットの導入も検討している。「人手不足の解消につなげたい」と期待を寄せる。

 指定管理業では県内の図書館、産業展示館、公営キャンプ場、観光交流施設と多様な施設を管理する。昨年は新たに4月に井頭公園(真岡市)、7月に市貝町の学童保育施設「サシバ未来館」などの指定管理者となった。

 スポーツ、文化施設などの指定管理業は県外業者の攻勢も激しいが、地元で長年築いてきたネットワークが強みだ。「われわれと県外業者が組んで管理を担うケースも増えています。共同で運営することで、お互いの得意分野で力を発揮することができています」と強調する。

 近年は人材派遣・業務請負に関連して学校や病院、福祉施設等の給食業務を手掛けたり、業務支援システムソフト・ハードの販売などIT関連事業に進出したりなど、業務の幅を拡大している。「これまでお付き合いのある施設に対してIT導入支援をするなど、ここでも各種管理業などで培った信頼、実績が役立っています」と笑顔を見せる。一昨年に着手した、燃料電池分野における岩手大学との共同研究も継続して進めていく。

 令和2年の幕が明けた。「今年も基幹事業である総合ビル管理業のさらなる強化を進めるとともに、指定管理業では新業態案件の獲得や、既存案件との相乗効果によるサービス力向上を目指します。新規事業の開拓にも引き続き取り組んでいきます」