集客増へ攻めの姿勢貫く

 

 住宅部門とホテル部門を事業の柱に昨年、創業から半世紀の歴史を刻んだ日本ハウスホールディングス。一歩先を読み、常に新機軸を打ち出す「攻めの経営」を貫いている。新たな50年への第一歩となる今年も「消費増税の影響で住宅部門は厳しい展開が予想されますが、そんな時こそ攻めなければなりません」と力強く語る。

 その言葉通り、期待のホテル部門はトピックスの宝庫だ。50周年記念事業の一環として18年に那須町に「那須みやびの里」の二つのホテルをオープンしたのに続き、今年は隣接地に観光農場「みやびの里フルーツパーク 森の風」の建設を予定している。イチゴ、ブルーベリー、ブドウ、リンゴの果樹園をメーンにショップや喫茶コーナー、ジャム工場、ジュース工場の建設も計画。二つのホテルのうち「ホテル森の風 那須」は昨年、旅行雑誌「じゃらん」の「泊まってよかった宿大賞」で本県第2位に選ばれ、さらに「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」でも開業1年で入選する快挙もあり、「フルーツパーク」との相乗効果でさらなる集客が期待できると見込む。

 「ホテルの温泉や食事がいいのは当たり前で、そこにプラスアルファで体験型の果樹園を用意します。家族連れのお客様がリンゴやイチゴ狩りの体験を通して非日常を楽しんでいただければと考えています」

 「五輪イヤー」で注目されるインバウンド(訪日外国人客)については、那須のホテルと共にグループ傘下のホテル東日本でも「攻めの営業」を展開中だ。ホテルのカタログは中国語などに対応しているだけでなく、県内各地の名所旧跡を盛り込み、ホテルを起点に観光を楽しめるように工夫している。「栃木県全体で戦った方が地域の活性化にもプラスになりますから。今後も伸び続けていく観光を我々がどうやって取り込んでいけるか。待っていては駄目で、こちらから攻めにいく姿勢を大切にしたいと考えています」