24時間クラブを積極展開

 

 県内でもトレーニングジムに特化した24時間営業の小規模スポーツクラブの開業が相次いでおり、プールやスタジオなどを備える総合スポーツクラブの経営環境は厳しさを増している。「今や宇都宮市は全国屈指の激戦区です」と危機感を募らせる。

 そのような中、昨年は真岡市と宇都宮市に、24時間営業のトレーニングジムを新設した。「新規入会の動機として、24時間営業のインパクトは大きい。両施設とも想定を上回る入会者です」

 一方、24時間クラブの多くがインストラクターを置かないのに対し、ビッグツリーは両施設とも午後10時までインストラクターを配置し、ヨガやダンスなどができるスタジオも備えるなど差別化も打ち出している。「スタッフや会員同士の会話を通じた、人と人のつながりを重視しています。われわれは人に寄り添うクラブでありたいと考えています」と強調する。

 今年は24時間クラブをさらに県内2カ所に新設する方針で、将来的には各施設の相互利用も可能にしていく。多店舗展開によるドミナント効果を見込むとともに、ビッグツリーのブランド力向上を図る。

 夏には東京五輪・パラリンピックが開催される。「ビッグイベントを契機にスポーツへの関心がさらに高まり、一過性ではなく、継続して体を動かすことを楽しむような流れが広がってほしいですね」

 2年ほど前からは、トップアスリート育成のため、科学的トレーニングを取り入れたジュニアからユース世代向けのプログラム「HEROS LABO(ヒーローズ ラボ)」を設けている。「2年後のとちぎ国体を目指すような選手の記録向上に貢献できれば」と期待する。

 「前進と成長」を合言葉に、今年も積極的な展開を図っていく。「昨年は厳しい1年でしたが、そこで守りに入ってしまうと停滞します。しっかりとした理念の下、前を向いていきます」と力強く語った。