沖縄で新たな施設開業へ

 

 2018年に沖縄県うるま市にオープンさせた農水産業振興戦略拠点「うるマルシェ」に続き、今年2月、同県大宜味村の「道の駅おおぎみ やんばるの森ビジターセンター」の運営に着手する。世界遺産登録を申請している山原地域の活性化を図り、観光面も充実させる。さらに「地域特性を踏まえ日常的な買い物支援の新たな機能を備える拠点にもなります」。「うるマルシェ」と併せ、沖縄県全県をカバーし、栃木県とも相互交流する新たな体制が整う。

 東京五輪・パラリンピックを、インバウンドの契機と捉えつつも、その先を見据えたプロモーションが必要と指摘。「道の駅うつのみや ろまんちっく村」も、今秋、マリオット・インターナショナル社のホテルオープンが控えており、「観光地・宇都宮としての新しいステージを提案するために、一部リニューアルや多言語対応や決済方式などの新たな仕組みの導入やサービス改善を考えています」。大谷地区については「魅力ある施設ができていますので、それらを横につなぐ2次交通がほしいですね」。

 同社が打ち出すビジネスモデル「地域商社」の全国広域展開も進んでいる。現在、同社が関与している地域は計画段階を含め1都9県に及ぶ。「拠点開発や運営、総合的なプロデュース、現地活動の側面支援など、形はさまざまですが、ローカルtoローカルの動きが本格化することは間違いありません。その基盤づくりを進めていきたい」と強調する。

 農業者を支援する6次産業化プランナーとしての顔も持つ。6次産業化は一定の広がりを見せているものの、消費の在り方や業態の変化など外部環境の変化に戸惑う生産者も多いと分析する。「私たちがつなぎ役を果たさなくてはいけないと思っています」。半面、斬新な取り組みができれば、一気にチャンスが広がる可能性もあり、「若い人たちには柔軟な発想を持って挑戦してほしい」とエールを送る。