新社屋完成を好機に

 

 昨年10月、美しい景観づくりに配慮したまちづくりに対する県民意識の高揚や建築活動の活性化を目的にした県県土整備部の「第31回マロニエ建築賞」で、施工した「宇都宮簗瀬の集合住宅 楓荘」が優良賞を受賞した。
 長屋形式、大谷石を再利用した木造2階建ての賃貸集合住宅で「交通量の多い街路の面する市街地の住環境形成のひとつの方法」との講評を受けた。
 「各方面の方々から『見学させてください』とのお言葉をいただきました。このマロニエ建築賞のように、2019年は社員がワンチームで結果を残してくれた年でした」と振り返る。

 県内の新築住宅市場が厳しさを増す中、あえて高級路線や特殊建築物に挑む。「社員一人一人が更なる技術・技能の修得を要することになりますが、その期待に応えてくれるチームに成長しています」という。

 20年は新社屋がいよいよ完成する。いちご一会とちぎ国体の会場でもある宇都宮市西川田の県総合スポーツゾーン入り口前は注目度も高い。「木造を得意とする弊社ですので大空間の建物でしたが、木構造にこだわり自社施工、社屋移転を好機にしたい」という。

 同市松原3丁目のモデルハウスは、SUUMO調べによる栃木県の工務店モデルハウスアクセスランキングで19年7月から9月に3カ月連続1位を獲得した。今年はそれ以上のものを同市平松本町にモデルハウスを建てる。「こういう厳しい時期だからこそ攻めていきたい」と意気込む。

 地域貢献活動には積極的だ。昨年、宇都宮南地区防犯協会に「みんなでつくろう安心の街 防犯カメラ監視中」と書かれたLED付き防犯標識を27基寄贈した。「栃木県で一番の建設会社を目指してやってきました。何事にも感謝の気持ちを忘れず、常に真摯に向き合っていきたい」と抱負を語った。